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【インタビュー記事21】「#10分電話」のブランドを引っさげ、目指すは「世界」

新潟県村上市に誕生したしゅんすけさん。

 

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Twitterで「#10分電話」と声をあげ、今や100人以上と電話で繋がった経験の持ち主。

現在はアメリカ、シリコンバレーで学生をしている彼の、挑戦し続けた過去を振り返りつつ、そして今後についての野望もお聞きしました。

 

人と違う道を歩む

かねてから「人と違うことがしたい」という気持ちを抱いていたしゅんすけさんは、高校卒業後の進路の選択肢のひとつに「留学」というカードを置きました。

 

そして、そのカードを手に親へ交渉するも、親族の中で留学経験者がいないということもあってか、なかなか理解を得ることができずに猛反対を受けてしまいます。

 

ここでめげないのがしゅんすけさんです。

 

「東京に行って、そういった留学をサポートしてくれる人の話を聞きに行きました。そして、実際にかかる費用について紙で出してもらったんです。それを新潟に帰って親に見せて、もう一度想いをぶつけました」

 

ここまでして、しゅんすけさんの本気が伝わらないわけありません。その想いは無事、家族の心を開き、見事「留学」というカードを手に入れ、高校卒業後にシリコンバレーの語学学校へと進学を果たします。

 

 

しかし、ここでひとつ伝えておきたいのが、しゅんすけさんは英語が得意ではなかったということ。

 

「人と違うことがしたい」という想いから留学を考え始めたので、いざ進学先が決まると猛勉強スタート。とにかく英語の問題を解いてみたり、英会話教室に通ってみたり…苦戦しながらも今できる努力を重ねていきました。

 

 失くした自信と涙

まだ少し英語に不安を抱える中いざ渡米。早速、入学する語学学校の日本人同期メンバーと合流すると、ひとつ打ちのめされることが。

 

「みんなも同じくらいの英語力だろう」と思っていたところ、いざ話を聞いてみると英語のレベルは確実に自分より上の人たちばかり…。少し、自信を失くしてしまいます。

 

 

授業が始まってからも、そのレベルの差を埋めるのには少し時間がかかりました。

 

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悔しくて、悔しくて、負けず嫌いのしゅんすけさんの心が少しだけ折れかかった日もありました。この時乗り越えることができたのは、家族の支えがあったから。

 

泣きながら新潟の実家に電話をしたこともあります。最初は留学に反対していた家族が、今や一番の応援団。そんな支えを背に、しゅんすけさんはひたすら英語と向き合うのみです。

 

努力と時間を経て、少しずつ聞き取れることが増えてきたりと自信にも繋がっていきました。4週間ペースでテストがあり、その結果によってクラスのレベルも変わっていくのですが、みるみるうちに上がっていきます。

 

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さらにこのテストの結果を受けて短期大学へ編入できる切符を手にすることができたのです。

 

「大学に入れると思ったら嬉しかったですね。すぐに、母親に『ここまで来れたよ、ありがとう』って電話しました」とその時のことを振り返ってはなんだか嬉しそうなしゅんすけさん。

 

はじめての「1位」

アメリカでひたすら頑張っているしゅんすけさんですが、2018年の夏に一度日本に帰国し、LINE株式会社のインターンシップを経験しました。

 

「短期のインターンだったことに加え、インターン採用まで基本的にオンラインでのやり取りが可能ということで日本にいなくても応募できたのが大きかったです」と話します。

 

さらに、このインターン参加条件は、自分の事業計画を提出するということで俄然やる気に満ちあふれたしゅんすけさんは、見事インターン参加の権利をゲットしました。

 

そして、インターン期間中の「3人一組でビジネスアイデアを出す」という企画で、見事グループ優勝。しゅんすけさんの人生においてそれは、初めての「1位」でした。

 

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「この経験によって、より頑張るぞっていう気持ちが高まりました。色々と刺激を受けましたね」

 

こうしてまたひとつレベルをあげてアメリカへと戻ったしゅんすけさんの勢いは衰えることなく、その後もぐんぐん英語力をのばしていきました。

 

 世界で活躍する人間を目指し

「今、いろんなプロジェクトをやっていて、オンラインの教育サービスなんかをつくりたいって思っています」

 

何やら「やりたいこと」を実現すべく動いているところのようです。それも、こういったサービスは全て英語ベースで生み出し、今後世界中に広めていきたいとその目標を教えてくれました。

 

「今後はどこかひとつの国に留まるんじゃなくて、色んな国で動いていきたいんです。でも、もちろん日本を拠点にしたっていいんですけど、やっぱり目指すは世界です」

 

他にも、日本の地方学生に目を向けたサービスも検討中。

 

「地方の学生をピックアップするメディアをつくろうと思っています。地方で活躍している学生って案外たくさんいて、東京で活躍する学生を取り上げるメディアはたくさんあるけど、地方出身者の僕だからこそわかる地方の良さ、地方で活躍する学生に目を向けようと思って。その中で留学の支援とか、企業と連携して学生を結びつけていきたいんです」

 

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しゅんすけさんの魅力は決して口だけではないこと。

こうしたやりたいビジネス構想は、過去にも何度か実際に行動に移している経験者なのです。

 

そのひとつで2018年の夏に、地元新潟県村上市で仮想通過を使ったまちおこしを企画しました。

しかし「失敗に終わってしまったんですが…」と一言。

 

ビットコインと呼ばれているメジャーな仮想通過を使って、観光客が村上駅に着いた瞬間から帰るまで全て仮想通過で支払えるサービスを考えたんです。財布が無くても、携帯ひとつあれば温泉も、食べ物も、全部楽しめるっていう内容です」

 

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これを遂行すべく、行政の方やタクシー会社の方などとも打ち合わせを進めたのですが、温度差を埋めることができなかったり、そもそもクレジットカード決済を導入していないお店もまだまだあるなど、実現が困難となってしまったのです。

 

そもそも村上市に目をつけたのも、地元を盛り上げたいからという一心。

村上市って世の中からは知られているわけじゃないけど、海がキレイだったり、温泉があったり、お酒が有名だったりと良いところもたくさんあります」

 

しかし、どこの田舎まちの問題でもありますが、そこに住む子どもの数が少なくなってきている…しゅんすけさんはその問題をどうにか出来ないかな、と考えていたのです。

 
 

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一度海外に出たからこそ、地元の良さをさらに知れたことでしょう。今はほかの事業を進めつつあるので、今後、地元を盛り上げる事業に関しては優先順位は少し下がるとのことでしたが、地元を想う気持ちは実は人一倍あるのではないでしょうか。
 
 
だってしゅんすけさん、1番最初の自己紹介で「新潟県村上市出身の…」って必ず言いますから。ここで誕生したしゅんすけさんは、今も地元への想いを決して忘れていません。
 

「#10分電話」で100人以上と対話した男

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冒頭でもお伝えしていたこの企画。その名の通り、10分間だけ電話でおしゃべりしましょうというこの企画は2018年10月31日から始めて、取材したこの1月にはすでに100人超え。
 
もともと知らない人と話すのが好きだったと言いますが
「たくさんの知らない人と話して友達になりたいから」「東京に友達が欲しいから」「日本人の意識高い人たちとアメリカからでも繋がりたいから」そんな理由が根本にはありました。
 
 
新潟にずっと住み続け、すぐにアメリカへと渡っているため「もっと日本で活躍している同年代と知り合いたい」そんな想いを抱えていたのです。
 

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 100人以上と電話で話してみて得たことといえば、Twitterで気軽に絡める仲間、人を見分ける審美眼、そしてやっぱり「人は話してみなければ分からない」ということ。その人の新たな一面を見つける楽しさも知りました。
 
しゅんすけさんはこれからも#10分電話というハッシュタグを引っさげて、今日も誰かと電話で話していることでしょう。
 
 
 
こうしたTwitterでの活動が目立ちますが、もう一つしゅんすけさんといえばの話題は、Twitter経由で彼女ができたこと。それも一度も会うことなく、電話だけで恋に落ちたというのだから今一番注目度の高いカップルです。
 
 

一歩踏み出すことが得意だからこそ、やりきる力を備えていきたい

ある時日本人が集まるパーティーに参加し「アメリカの企業で働きたいので、雇ってください!」と会場にいたみなさんにお願いし続けた結果、後日2社の面接のチャンスが舞い込みました。その2社から正式にオファーをもらい、そして現在、そこの1社でインターンをしています。
 
 
今後は学位が取れたあとに、1年間だけ働けるという制度を使って、起業も視野に入れているところ。 
 
今は通常の学校生活に加え、インターンシップに、自らが動き出しているサービスの準備と…てんやわんや。それでも、しっかり全てをやりきろうとしている姿が印象的でした。
 
 

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本当にその行動力は見習いたいところですが、しゅんすけさんは自身のことについて「100人に1人しか出来ない『一歩踏み出す』っていうことはできるようになったけど、やりきれるまではあまり出来ていないんです」と自分を分析します。
 
 
まだまだ悩みも抱えているようで…
「自分だけで事業を起こすならいいけど、誰かと一緒にやるのであれば信頼が必要。みんなから信頼される人になりたいですね」
 
 
共に同じ方向を目指し、お金以外のもので魅力を持たせ、人をワクワクさせて巻き込んでいきたい…そんな力を身につけるべく、しゅんすけさんは突き進んでいるところです。
 
「自分でも、これを乗り越えたらある程度のところまではいけるんじゃないかなって思ってるんですよね」とニコリ。
 
並々ならぬ自信。
でもその証拠に、動いてきた過去があります。
 
いつも自分の気持ちに素直のまま、その赴くままに歩んできた経験を持って、数年後しゅんすけさんは思い描いた夢を叶えているかもしれません。きっとその周りには「しゅんすけさんだから付いていきたい」とたくさんの人の笑顔が溢れているのではないでしょうか。
 
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しゅんすけさんのTwitterはこちら